えひめグローバルネットワーク

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「四国グローバルネットワーク」へと改称いたしました

2024.04.01

皆様、いつもお世話になっております。この度、「えひめグローバルネットワーク」として慣れ親しんできた当団体の名称を、202441日に「四国グローバルネットワーク」へと改称することと致しました。皆様と一緒に、これまでの活動や変化を振り返り、持続可能な未来づくりを考える機会にしたいと思います。

当団体は、199844日、「国際協力勉強会(仮称)」として発足しました。その後、毎月1回の勉強会を重ね、手探りながら、さまざまな活動を展開しました。愛媛とグローバルな課題をネットワークで解決・改善していこう、愛媛にいても、世界とつながろう、世界の課題が多様で深刻で大変でも、いろいろなアイデアを出しながら、道後温泉のお湯が沸き続けるように、わくわくしながらやっていこう!…これが「えひめグローバルネットワーク」の基本でした。任意団体として7年半、ボランタリーな市民主体の活動が、当団体の土台・基礎をつくりました。今後、どのような時代が来ようとも「市民主体」であること、これは、忘れてはならない、ぶれてはならない「軸」です。

モザンビークとの出会いもこの勉強会の中にあり、Think globally & act locally(地球規模で考え、地域で活動しよう!)の考えのもと、モザンビークの「銃を鍬へ」平和構築支援活動を開始し、現在のコミュニティ開発支援活動の展開に至っています。日本のNGOが世界中で展開している多様な国際協力活動の事例から、「対等」な関係づくりをしながら「継続」することが重要であるという気づきと学びを軸に、今も実践しています。2002年、ヨハネスブルグサミットで日本が提唱した「持続可能な開発のための教育(ESD)」との出会いは、Think globally,  act locally and change personally!(地球規模で考え、地域で活動し、自ら変わっていこう!)という当団体のモットーを変える力がありました。Change personally、ひとり一人が変わらなければ、社会は変わらない、そのための学びがESDであると確信し、国内外のあらゆる場面で「対等」な関係づくりや、活動を「継続」すること、そして、学びのプロセスを重視して取り組んできました。

その後、2005106日にNPO法人化し、「国際協力の日」が新たな記念日となりました。「あらゆる人々が平和な日々をおくることができる持続可能な社会の実現を目指す」ことをビジョンに掲げ、国内外を問わず、地球規模の視点で捉えながら、国際、平和、環境、人権、福祉など、社会全般に関するさまざまな問題の解決・改善を図るため、地域密着型・市民参加型を重視した国際協力活動の推進と国際理解教育・開発教育の啓発・普及およびセクターを越えたパートナーシップとネットワークづくりを図り、多文化共生・持続可能な社会の構築に寄与することを目的とした活動を展開していく、と謳って取り組んできました。この明文化のプロセスを経て、組織・体制の強化を図ることができ、NPO/NGOの社会的役割の認識を深め、新たな市民社会の構築、価値の創造への道を歩み始めました。

同時期、単体の動きには限界がある、連携・ネットワークが必要不可欠だと考え、四国単位のネットワークづくりに動き出しました。四国に拠点を置き、世界各地で国際協力活動を行うNGOとの連携を可視化した「四国NGOネットワーク」を発足させ、外務省のNGO相談員の受託事業にも着手しました。本事業は、四国担当として2024年で21年目を迎えています。

他方、設立時の理事メンバーの中に、環境課題の解決・改善への強い思いを持つ者がいました。モザンビーク事業を展開しながら、事務所近くを流れる川のゴミを拾う清掃活動も始めました。Think globally & act locally(地球規模で考え、地域で活動しよう!)の実践となり、このような足元の活動は、現在の事務所に隣接する公園の未利用地を地域の小学校やNPOと取り組むESDにつながっています。

2007年には、香川県高松市で「環境省四国環境パートナーシップオフィス(四国EPO)」を開設しました。EPOは、環境教育等促進法に則り、地球規模の環境問題に取り組むためのパートナーシップを構築する事業で、18年目を迎えました。2017年には、環境省と文部科学省による全国ESDセンターと地方センターが設置され、四国EPO内に「四国地方ESD活動支援センター」を開設し、8年目を迎えています。さらに、地域循環共生圏づくりの考えのもと、2022年には「ローカルSDGs四国(通称LS四国)」というプラットフォームを生み出し、現在、環境省四国事務所と四国EPOが協働で事務局を運営しています。この仕組みを活かし、行政、企業、金融機関、大学・教育機関、NPO/NGOなど多様な主体との連携・協働を進めています。

このような四国全域に広がった経験をもとに、団体の発足から25年を迎えた2023年の総会で改称することを決議しました。国際・環境・教育の3分野を横断しながら、そして、今後は、さらに中間支援機能を強化しながら、市民主体の持続可能な社会づくりに向けて取り組んでいきたいと考えています。「わくわく」と親しまれた「えひめグローバルネットワーク」、今後は、さまざまな課題解決・改善と、次世代への可能性の芽が育ち、花が咲く「さくさく」のイメージをもって「四国グローバルネットワーク」へと改称致します。皆様、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

2024年41

特定非営利活動法人四国グローバルネットワーク

代表理事 竹内よし子

共同代表 常川真由美

 

 

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